2020年12月15日に閣議決定された、令和2年度第3次補正予算案に、ものづくり補助金、小規模持続化補助金、IT導入補助金の新特別枠の予算が計上されました。

この「新特別枠」は、令和元年度補正予算により3年間継続して公募されている「通常枠」とは別枠の予算により、「低感染リスク型ビジネス枠」として、2020年と同様に通常枠と並行して実施される予定です。

「中小企業生産性革命推進事業の特別枠の改編」令和2年度第3次補正予算案額 2,300億円

 

<事業目的・概要>

 

■新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、感染拡大を抑えながら経済の持ち直しを図るため、中小企業のポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環を実現させることが必要。

■新型コロナウイルス感染症の流行が継続している中で、現下及びポストコロナの状況に対応したビジネスモデルへの転換に向けた中小企業等の取組を支援するため、令和2年度1次・2次補正で措置した特別枠を新特別枠(低感染リスク型ビジネス枠)に改編します。

●成果目標

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業(ものづくり補助金)により、事業終了後4年以内に、以下の達成を目指します。
・補助事業者全体の付加価値額が年率平均3%以上向上
・補助事業者全体の給与支給総額が1.5%以上向上
・付加価値額年率平均3%以上向上及び給与支給総額年率平均1.5%以上向上の目標を達成している事業者割合65%以上

■小規模事業者持続的発展支援事業(小規模事業者持続化補助金)により、事業終了後2年で、販路開拓で売上増加につながった事業者の割合を80%とすることを目指します。

■サービス等生産性向上IT導入援事業(IT導入補助金)により、事業終了後4年以内に、補助事業者全体の労働生産性の年率平均3%以上向上を目指します。

【低感染リスク型ビジネス枠における各補助事業の拡充内容】補助上限・補助率

①ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業(ものづくり補助金)
(補助額:100万~1,000万円、補助率:2/3)
対面接触機会の減少に資する、製品開発、サービス開発、生産プロセスの改善に必要な設備投資、システム構築等を支援

②小規模事業者持続的発展支援事業(持続化補助金)
(補助上限:100万円、補助率:3/4 )
小規模事業者等が経営計画を作成して取り組む、ポストコロナを踏まえた新たなビジネスやサービス、生産プロセスの導入等の取組を支援

③サービス等生産性向上IT導支援事業(IT導入補助金)
(補助額:30万~450万円、補助率:2/3)
複数の業務工程を広範囲に非対面化する業務形態の転換が可能なITツールの導入を支援します。(調整中)

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